2007年8月28日 (火)

魚眼

水中写真におけるワイドレンズというと、昔はニコノス用の15ミリというのが定番だった。

これは魚眼レンズではなく普通の超広角レンズだ。

今でもプロを始めアマチュアでも愛用している人がけっこういる優れもののレンズだ。

その後陸用の一眼レフをハウジングに入れて撮るのが主流になり、超広角というと魚眼レンズになった。

 

レンズが魚眼だと、その特性を活かすためにハウジングのレンズポートも魚眼タイプになった。

潜りながらそのポートに写る景色を見ていると本当にきれいだなと思うことがよくある。

でもカメラを2台持って入らないので、そのきれいなのを撮ることがない。

 

今回浮上する前に急に思い出して、バディに構えてもらい、珊瑚が写るようなアングルで撮ってみた。

 

これだけで十分色んな写真が撮れる。

今度水中がきれいなところでその写真ばっかり撮ってみようかな。

おもしろいものができそうだ。

 

2007年8月 マジュロ (クリックすると大きくなります)
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2007年8月 9日 (木)

水中の色

水中にはいろんな生き物がいる。

形も色も。

でも水中では赤い色が失われるから、水中の生き物にとっても赤は赤くは見えないんじゃないかと思う。

ライトを当てると、ただ黒っぽいだけと思っていたものも実はきれいな赤い色だったりする。

ストロボを焚くのも同じこと。

失われた赤を復活させる魔法の道具。

 

この時はミノカサゴのヒレを絞りを開けてアップで撮ってたらきれいに写るかもしれないと思い撮ってみた。

ミノカサゴも撮るパターンが決まってきて、何か普段と違うように撮れないかと思っていたところだったので、背ヒレは毒があって危ないと思いつつ、できるだけ寄って、ヒレの一部だけピントを合わせ、後はぼかすようにしてストロボ光で撮った。

 

するとバックのカイメンの失われた赤が甦り、ミノカサゴのヒレの薄い赤系の色がマッチして思った以上にきれいに撮れた。

 

2000年 奄美大島(クリックすると大きくなります)
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2007年6月23日 (土)

ウナギ目

○○ウミヘビという名前の魚がいる。

名前はウミヘビでもいわゆる爬虫類のヘビのウミヘビではなく、ウナギ目の下にアナゴと並んで分類される魚だ。

つまりアナゴの仲間だ。(ここが今回の重要ポイント!^^)

 

以前フィリピンで潜っているときに見慣れないウミヘビが砂から頭を出していた。
(大体そうやって餌を待っているようだ)

この種類は初めて見たと思い急いでカメラを向けるといきなり砂に潜ってしまった。

 

チェッ、ダメだったか、と一瞬思ったその時、砂が盛り上がって、その盛り上がりがマンガのように動き始めた。

おおっ、どうしたんだ、どうしたんだと見ているとちょっとしてピタッと止まり、また頭を出した。

まだシャッターチャンスは残っていたと喜びながらまたファインダーを覗いていると、おや?隣にも同じ種類のがいる、と気がついた。

そうか、そうだったんだ。

この広い海の中でメスを見つけたんだ。

だからもう、一目散に目がけていったんだ。

 

「おなごみつけた!!!」といったところか。

 

アナゴなだけにね!・・・・・・・・ハニーフラッーーッシュ!♪ byいとうあさこ(笑)


 

2000年8月 フィリピン ミンドロ島(クリックすると大きくなります)
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2007年6月 3日 (日)

沖縄本部の思い出 その1

2001年の10月に、旅行会社の紹介で沖縄本島の本部半島にあるダイビングショップに行った。

紹介ということでオーナーが気を遣って下さり、水中も船上も夕食も我が家とショップのオーナーと完全にマンツーマンだった。

10月の体育の日絡みだったのでゲストが多く、船もフル回転で、普通なら休憩時間になるところも、ガイドの人達はピストン輸送のように次のグループと海に出て行った。

通常1日3本までは潜れるが、3本目にそこだけがひときわ目立ったきれいなイソギンチャクを見かけた。

滅多に見られないものなのでどうしても撮りたくて、それを言うと、オーナーはうーんと悩んで、それならと4本目のボートに乗せてくれ、そこのポイントで一人だけ落としてもらい後で回収してもらうというパターンを考えてくれた。

ダイビングの経験が多かったということと、浅いところで移動するわけではないということでそれが成立したのだと思うが、そのおかげでまた一つ財産が増えた。

ピックアップしてもらった時には陽もだいぶ傾きかけていた。

 

こうして本部通いが始まった。

 

2001年10月 沖縄本島 本部にて(クリックすると大きくなります)
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2007年3月30日 (金)

タテキン

お茶の成分ではない。

タテジマキンチャクダイの略だ。

親は親でとてもきれいだが、子供は白とブルーの渦巻き模様になっていて、親とは全然違う柄だけど、とってもキュート。

「うずまき」という愛称もある。

子供と言うくらいだからそこそこ小さい。

それにすばしっこくて臆病ときているからなかなか近付いて撮れない。

 

ここからはちょっと辛口論評を。

でも本当だから仕方ない。

 

岩のくぼみにいるこいつに寄って、魚の目のガラス質のところにピンがあった瞬間にシャッターにかかっている人差し指を同期させて動かす難しさよ。(もちろんマニュアルフォーカスで)

勝負だね。

職人芸だね。

コンデジで腕伸ばしてピントはカメラまかせで、だいたいこのあたりにピントが合ってるのかなといった程度で撮って、被写界深度でピントが合ってる写真が撮れてると思っているダイバーさん達に是非一度体験してもらいたい。

これが写真を撮る時のピント合わせだというのが身に染みて分かると思う。

いかに普段のピント合わせがアバウトで、カメラの小型CCDの被写界深度が深いという特性に助けられた賜で、しかも思ったところにピントがあったのが偶然の産物だったのかがよく分かると思う。

 

1995年 年末年始 モルディブ ビヤドゥ(クリックすると大きくなります)
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2007年3月23日 (金)

2001年

の秋に体育の日絡みで初めて沖縄本島の本部に行ったときのこと。

この時とてもきれいなイソギンチャクを見かけた。

水中は「赤」が失われて「青」の世界になるが、その中で遠目にも目を引くきれいなイソギンチャクがあった。

最初に通ったときはポイントに向かう途中だったので写真は撮れなかったが、わがままを言い、後で拾ってもらうことにしてその近辺で一人落としてもらった。

ボチャンと入ってキョロキョロすると、あった、あれだ、と簡単に見つかった。

イソギンチャクは逃げないからいい^^

 

先日ご紹介した1本サンゴは少しずつ白化していったみたいだが、大規模でない白化は随分以前から時々起きてきたようだ。

この年ももしかしたらそういう年だったのかもしれない。

 

思いきり寄って撮ってみたら見た目より淡い色合いだったが、それはそれできれいに撮れた。

 

2001年 沖縄本島 本部にて(クリックすると大きくなります)
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2007年3月20日 (火)

海から見た陸の風景

というお題で連想するシーンは普通は船などの乗り物から見た陸地の風景だと思う。

しかし、こういうシーンもある。

 

魚眼レンズといっているが、殆ど水面近いところから魚がみたらこういう風に見えるのだろうか。

 

水中ワイドでは太陽が入っている写真が多いので、これも一応水中だからということで太陽を入れてみた。

陸の写真では昼間で太陽を入れることは普通ないが、この写真は水中といっても陸の写真に近いから、そういう意味では珍しい構図かもしれないなぁ。

 

2000年 モルディブ アンガガ(クリックすると大きくなります)
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2007年3月18日 (日)

アメフラシ

ダイバーの間ではウミウシは大人気だが、アメフラシは殆ど話題にものぼらない。

種類も数も圧倒的に少ないからだろう。

普通アメフラシのイメージは磯の浅いところに地味~にいて、大きくて、つかまえると濃い紫色の液体を出すという柔らかい生き物というのが一般的かも知れない。

でも、アメフラシにも何種類かはあって、南の水中で見られるものにはごく小さいものもいる。

 

アメフラシをネットで検索しても、どの写真も同じようで、アメフラシ本来の「良さ」がでていないと思う。

このクロヘリアメフラシをよく見ていただきたい。

なんて愛嬌のある生き物だろうと思う。

 

どうしてこういう生き物が「ウミウシ」という名前にならなかったのだろう。

こっちこそ「海牛」だと思うが^^

 

2000年奄美にて(クリックすると大きくなります)
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2007年3月16日 (金)

多分気がついていないと思う(^^)

いわゆるハタタテダイには大きく4種類いる。

3回前の「椰子の木陰にて」にも出てきた普通のハタタテダイ、それから群れでいるムレハタタデダイ、それからオニハタタテダイと、それと似たシマハタタテダイ。

オニハタタテはいっつもペアでいて、あまり忙しく泳ぐことはなく、どちらかというと老後のじっちゃんばっちゃんがこたつでのんびりしているように、じっとして浮かんでいることが多い。

撮りやすいと思って近付いていくと、さすがにそれはイヤみたいで、ゆっくりと距離を置いて逃げていく。

 

この時もオニハタタテのペアがいたから撮ろうと寄っていったらペアではなかった。

普通のハタタテダイが1匹くっついていかにも「家族ですから」といった様子で一緒に泳いでいた。

「きっと自分の立場が分かってないんだろうな」と可笑しかった。

 

2001~2002年 年末年始 モルディブ エンブドゥビレッジにて(クリックすると大きくなります)
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2007年3月13日 (火)

センジュミノウミウシ

以前バディが「ウミウシガイドブック」の編集とかもやられている方と八丈島に行ったときのこと。

当時もちろん和名もない「なんだこりゃ?」というウミウシの写真をその方とバディと二人で撮った。

あのグレートバリアリーフを擁するオーストラリアの学者、ラドマン先生のウミウシフォーラムというサイトがあり、世界中のウミウシ好きダイバーの総本山のような位置づけになっている。

一緒に行った方から戻ってすぐにバディの画像を送って欲しいと連絡があり、自分のデジ(当時は一眼デジは個人で買える金額ではなかったからもちろんコンパクトデジ)画像とバディが普通にフィルム一眼レフで撮った画像とをそのサイトに送ったら、それがその種の初画像として掲載された。

デジの画像はマクロモードにし忘れたのかボケボケで、バディのは普通に撮れていた。

2枚とも掲載されて、すごいすごいと思ったら、撮影者の名前が逆になっていた・・・・(`_´)

 

今でこそ「千手蓑海牛」という和名があるが、当時は学名しかなかった。

Phyllodesmium briareum

というらしい。

何て読むのかラテン語はわからないので、ローマ字読みで読んでみた。

フィロデスミウム ブリアレウム・・・・

全然頭に入ってこん!

フィロデスミウム・・・・フロデ スイム・・・・風呂でswim・・・・風呂で泳ぐ、か・・・

ブリ・・・鰤・・・・・  アレウム・・・・・哀れむ・・・・

風呂でswim、鰤哀れむ・・・

そんな狭いところで泳ぐなんて可哀想に、と鰤が哀れむ・・・・

これでもう忘れないぞ!

と思ったが、

「風呂でswim、鰤哀れむ」は思い出せてもディテールが思い出せないのだ^^;

 

この写真は2004年GWにセブで撮ったもの(クリックすると大きくなります)
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