2006年11月13日 (月)

フィルムスキャナー

フィルムスキャナーを使い始めて10年以上になる。

今は3台目で、3台ともニコンのを使っている。

初代のスキャナーはまだWindows3.1の時に買ったと思う。

この頃のスキャナーはひどかった。

何しろ原画(ポジ)とのあまりの色の違いに、それをどうやって近づけるかというレタッチソフトでの作業にものすごく時間がかかった。
どれだけの時間を費やしただろう。
だから以前は取り込む数も限られていた。

もっともそれで満足出来る状態になったわけでもない。

この写真は1995年のGWに撮ったものだが、当時帰ってから取り込んだ時は、この芝の緑がまったく緑にならず、それを緑にしようとすると全部が緑がかってしまい、結局この芝の部分だけを選択してその範囲だけ色を変えようとしたが、ソフトの宣伝に書かれているようにきれいに出来るわけではなく、どうしても選択したところの境目が不自然で耐えられなかった。

2代目のスキャナーに替えてやっとよくなった。
(この画像は2台目スキャナーを使用)

3代目は中型のフィルムが取り込めるようにと買ったもので、通常の35ミリでの性能差は感じられなかった。

フィルムスキャナーは基本的には私が好きなグリーンのリーフみたいな色の再現力が弱く、また、全体的にコントラストが高くなりすぎてちょっとでも影になっているとすぐに黒く潰れてしまう。

その点デジカメは、グリーンのリーフみたいな色は得意だが、ポジで出ている空の色は出ない。
色がそこそこ出ていても、透明感とか奥行きがないのだ。
色がてんでダメな機種も多い。
ポジはデジタル化する時に見栄えが悪化しても原画を肉眼で確認出来るから、その時にデジカメとの違いを痛感する。

その両方を兼ね備えたデジカメが出てくれるとうれしい。

 

1995年GW タヒチ フアヒネにて
 20061112

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2006年9月 3日 (日)

デジのハウジング

去年までは基本はフィルムカメラで、水中用のハウジングも金属ハウジングだったが(勤続何年だっけな。ハハ^^;・・・)、今年になって急激にデジ化が進み、とうとう今回は全デジになってしまった。

フィルム世代としては色々思う所はあるが、その利便性の前に屈したという感じだ。

今使っているハウジングはアクリルハウジングで、内蔵ストロボを光らせてそれを光ケーブルでストロボのスレーブセンサーに伝えてスレーブ発光させるという仕組みで、そのために内蔵ストロボが起きっぱなしなのでその分頭の高さが高くなる。
(スレーブスレーブと昔から言っていたが、ふと、それって「奴隷」かあと気が付くと何だかもう少し違う言葉はなかったんかなと思う。「召使い」とか・・・・って一緒か^^;)

デジ一眼の金属ハウジングもフィルムカメラの金属ハウジングを作っているところから出ているが、値段が高いのと、何よりデジ一眼の性能が水中用に使うにはまだまだなので、フィルムカメラのようにメンテナンスできるウチは10年でも20年でもベストの性能で使えるという世界とはあまりに差がありすぎて、そういう段階のモノにその投資をするほど裕福ではないからアクリルハウジングで十分だと思っている。

実際最初に買ったD70用のハウジングの後、性能不満でその倍以上の値段のD200とそのハウジング(ハウジングの値段はD70用のとあまり変わらない)を買い足したが、一昨日D80というD70くらいの値段で中身はほぼD200というのが出て、それでもD200自体の性能がまだまだなので、あと何世代待つ必要があるのだろうかというのがデジ一眼の状況だ。

ここに写っているのはD200の入ったハウジング。ワイドレンズではないのでポートも小さくアームも短くしているから一番コンパクトな状態だがワイドレンズの時はアームを継ぎ足すからもっとかさばる。
それでも外人にはどうしてそんなに短いんだと言われたが^^
短いといっても広げると両手をちょっと広げたくらいの幅にはなるんだけどなぁ。

 

2006年8月 紅海にて

T_dsc_4959

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2006年8月 1日 (火)

チビカメ

今回、トノサマバッタを撮る前にアマガエルを撮った。

カエルというだけで嬉しくなるからだ。

一眼だと、撮るものの大きさ、逃げられずに寄れる距離、背景を入れる量、等でどのレンズを使うのがいいかを瞬間的に判断して、それを持っていればそれで撮るが、チビカメはそういうわけにはいかないから難しい。

この2枚を見ると・・・

T_dsc01130

 

T_dsc01135

 

カエルの大きさはあまり変わらないが、背景の写っている範囲が違う。(それ自体は今回どうでもいいが)

撮ろうと思った時、結構逃げるのでまず望遠側にして合焦マークが点く距離まで寄ってみたら、カエルが小さすぎて話にならないので、マクロモードにして最短で撮ったのが上。
しかしフィルム換算で114ミリの焦点距離で最短25センチというと、一眼の105ミリマクロのスペックとほぼ同じだが、それでもこんなものか。

この時は何度も寄ると逃げられてを繰り返した後、やっとあまり逃げない個体に出会ったので、望遠側のマクロより大きく撮れるはずのワイド側のマクロで撮ったのが下。

結果は上で書いたように背景の範囲が違うくらいだった。

このカメラには「拡大鏡」モードという、いわゆるスーパーマクロモードがあり、それは被写体に1センチまで寄れて一番大きく撮れる。

ワイド側マクロで逃げなかったから調子に乗って、拡大鏡モードに切り替えてカメラをグーッと近づけていったら、さすがに逃げられた(笑)

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2006年7月25日 (火)

2大陣営

前回はSONY T30の話からNIKONとCANONのノイズ論になってしまい、CANONを随分ほめてNIKONをけなしたようになってしまったが、今回は逆の話を。

銀塩の時から陸はCANON、水中はCANONとNIKON(水中も最初はCANONだけで次第にNIKON中心になっていった)だったので、デジを買うときも最初は富士のコンパクトデジを買ったが2台目はCANONにした流れで、デジ一眼もCANONの10Dというのにした。

このカメラは最初の普及機(といっても20万だが)だったせいかもしれないが、性能的には大いに不満のある機種だった。

当時NIKONではD70という普及機を出して来ていて、デジの世界でもCANON派、NIKON派と分かれ、NIKON派の方がいいんだ、みたいな発言もちらほら聞くに及んで、今後の水中使用を考えるとハウジングがCANONは出そうになかったのでNIKONを買ってみようということになった。

その後CANONの10Dに不満があったので、10Dから値段を大幅に下げ、性能もアップした(というふれ込みだった)KISS DIGITALのNEWというのも買った。

そして、10D、 KISSデジ、NIKON D70を使ってみて、一番の大きな違いは色だった。

CANONの10Dで何が不満かというと(不満はいろいろあるが)、南に行って撮った写真の空が悲しくなるほど青くないのだ。

見ていて本当に楽しくない。というか悲しい。というか腹が立つ。というものだった。

その後出たKISSデジのNEWは新エンジンDIGIC2とか大々的に宣伝していたから、いくらなんでもあの色じゃさぞやメーカーに苦情が寄せられているだろうからさすがに改善されているだろうと期待して買ったら全く変わっていなかった。

これがCANONからNIKONに全面的に切り替えるきっかけになった。

もともとCANONは銀塩機から何台も使ってきたが、どれもこれも露出が安定しなく、一般的なモードである絞り優先オートというモードでも、おまかせのプログラムモードでも、そのはずし方が尋常ではないことがしょっちゅうあった。

いくらなんでもそこまではずすとはいったいどういうプログラムしているのかと叱ってやりたくなるようなものだ。

その点NIKONのはずし方はある傾向があって、そうだね、と納得できることが多い。

その傾向はデジになっても全く変わらず、相変わらずだ。

おまけに、目的であるきれいな空、きれいなラグーンがグレーの空、グレーの海で、これが忠実なんですーと言われたら、もう捨てるしかない。

CANONは去年末に5Dという30万以上もするフルサイズ(レンズの画角がそのまま使える)のを出したが、それにはピクチャースタイルというのがあり、風景もきれいに撮れますというような作例も載せていたが、よくよく調べると、結局はあのDIGIC2の設定をそれぞれのモード用にいじっているだけで、それじゃダメだと分かりがっかりした。

もし、NIKONのような色目で撮れるのなら、レンズはCANONのがいっぱい家にあるから値段がもう少し下がってきたら考えようかなと思ったが、やめてNIKONのD200という5Dの少し格下だが上級普及機というランクのを買った。

これは水中ワイドでの明るい部分を白飛びさせない踏ん張りがD70、D70Sではてんでダメだからということで買った。

結果は少しよくなっている程度の進歩だった。

D200の特集雑誌もすべて見たが、その中にその点に触れたものもあったが、やはりよくはなっているが5Dにはかなわないということだった。

ここだけが5Dに惹かれるところだが、大きさ、重さ、価格、色、すべてがNGなので、買うことは無いだろう。

 

 

CANONでは逆立ちしてもこういうのは撮れない。

でもそれが出来ないものは自分の用途としては意味のない代物だ。

 

2006年7月 沖縄 黒島にて

T_t_dsc_0329

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2006年7月24日 (月)

SONY T30

先日こっそり買ったチビデジを陸上と水中で使ってみた。

720万画素。
光学式手ぶれ補正機能
高感度対応(ISO1000)

というスペックのカメラだ。

感想は、まずISO400以上では空とか水中の無地の部分はノイズがかなり気になる。

高感度対応といっても400で既に単なる記録用になってしまうのかと思う。

しかし、考えてみるとNIKONの一眼レフのD70もD70Sも50もISO400ではノイズは気になる。

それらの倍以上の値段のD200でも空などの部分はISO400では実用レベルに達していない。

どうして何機種も開発してきてそれが改善されないのか。

どんなに今度の映像エンジンはどうのこうのといっても、それが改善されないことには大したものではないと思う。

何故ならCANONの10D(今はその次の次の30Dの世代になっている)の頃からISO800でも十分実用になる能力があったし、その弟分のKISS DIGITALの2代目のKISS DIGITAL Nでも同様にISO800ではノイズは殆ど気にならない。

その2機種を使っていて、それが当然だと思っていたが、NIKONを使ってみてその違いに驚いた。

まあ、それを考えるとコンパクトデジであのNIKONの一眼よりいいとか同等を期待する方が酷というものだとは思うからISO400がネイチャーフォトとしては実用レベルでないことは致し方ないとは思う。

しかし、一方で、それはNIKONの一眼のレベルから見るとそうであっても、CANONの一眼のレベルから見たら全く違った話になる。

撮像素子は、CANONはCMOS(シーモス)、NIKONは基本はCCDという違いがあって、それが関係しているのかも知れない。

もしそうだとしたらコンパクトデジは殆ど全部CCDだからNIKON基準で考えてもいいのかもしれない。

またまたもし、だが、もしコンパクトデジがCANON一眼基準で見たような性能があるとしたら、NIKONの技術者はもっともっとうんと頑張ってもらわないといけないと思う。

T30はNIKON基準だったが。

でも、T30もISO100とか125では非常にクリアな画像が撮れる。
車のエンジンでもトルクの太いところを上手く使えば力のある運転の楽しい車になるのと同じように、力のある所を使いこなせばそれなりの働きをするだろうと思う。

例えば拡大鏡という機能をISO100で使うと非常にきれいにアップの写真が撮れる。
しかも機械任せで撮るだけで、一眼で同じように撮るには結構大変だと思うようなのがお手軽に撮れたりする。

ただ、もう少し私の希望用途に幅広く対応して欲しいと思うのは贅沢かな。

 

7月22日 近所にて

T_dsc00857_1

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2006年4月17日 (月)

D70 陸撮

前回、D70は陸では「条件さえよければいい色味で撮れる」と書いたが、前々回の年末年始にポートダグラスに行った時の、こういう空の色はとても好きで、D70ならではと満足した。
もちろんPLは使っているが。

キャノンのデジでは、どう逆立ちしたってこういう色では撮れない。
少なくとも、10DやKISSデジ Nでは全くだし、その後の20Dから5Dについても、色々雑誌とかで専用本とか見ていても、ピクチャーなんとかとかいっても、所詮全然という印象だ。

だからD70はいいが、水中ワイドがなぁ・・・・

T_dsc_2674pspad

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D70とD70S

年末年始にニコンのD70とD70Sというデジ一眼カメラに初めてワイドレンズを着けて水中で使ってみた。

マクロは夏に一度使ってみたが、ワイドは初めてのトライだった。

しかし撮ってみてびっくりした。

太陽が出ている時に下から見上げて撮ると、光の少しでも強いところは、水面が真っ白になってしまった。

銀塩(フィルム)が長いので、この白飛びにはびっくりだった。

フィルムではどんなカメラで撮っても、こんなに何の階調も残っていないような白飛びにはならないのに。

「潜るんです」だってもっとまともだ。(耐圧の問題はあるかもしれないが)

これがデジ一眼水中シェア1、2を争うカメラの実力だ。

他の人の同じカメラで撮ったワイド写真を見たら、そうなっていた。

せっかく石垣まで行って、マンタ2枚が並んで来ているのを、ベストアングルで撮ったのに、画面の中に「この真っ白なかたまりは何ですか?」という感じで、破綻していた。

これはD70でもD70Sでも同じ。

もちろんフィルムでも太陽のところは真っ白にはなる。

問題は、その面積の広さだ。

おかげで、それ以降は太陽の光の周辺がかするくらいの構図で撮るように気を付けた。

これは結構気を遣う。

そんなこと、どのマスコミも一言も書いたことないじゃないか。

そんなこと、当たり前か・・・・

自分はこのカメラはもともとは陸用に買って、条件さえよければいい色味で撮れるから、その点では満足しているが、水中用でワイドが使えないのは大問題だと思った。

陸上でも夕陽とかは大の苦手で、月とかもてんでダメで、強い光源には対応力が弱いが、そういうのが入らない時は結構いいので陸ではまあいいと思うが、水中はマクロから標準画角で使う方が良さそうだ。

T_dsc_6016

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